【街】東京ぶらり散歩#1 九段下

2021/01/29

街紹介 東京ぶらり散歩

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こんにちは、高70回の橋本です。

新大学生の皆さん、大学生になったらたくさん旅行をしようと思っていたのに、コロナで夢が台無しになった ―― なんてことを思っていませんか?

諦めるのはまだ早い!ここ東京はもとを正せば、慶長8年(1603年)以来幕府のお膝元として栄えてきた江戸の街。400年以上の歴史を辿ってきたなりに、街の中には多くの史跡・名所が点在しています。神奈川、山梨、埼玉、千葉などの周辺地域も同様。江戸開府以来、江戸っ子と都民の憩いの場・生活の支えとして様々な文化・産業を発展させてきました。別に遠くへ出かけずとも、関東の街なかをぶらり歩くだけでそれなりの楽しみが見つかるものです。

そこで当連載「東京ぶらり散歩」では、都内を歩き回ることを人生の喜びとし一日あたりの平均歩数が10,000歩にも達する筆者がオススメのお散歩スポットを紹介していきます。旅のお伴には、富士フイルムの小さなカメラを首から下げています。

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※ COVID-19感染予防のため、取材の際の移動手段は原則的に徒歩としています。また、人が密集する地域に立ち寄ることは避けて活動しています。

記念すべき第一回は、九段下をご紹介!

九段下は、東京都千代田区にある九段坂の坂下一帯を指す。靖国神社と北の丸公園がここに位置しており、北の丸公園の中には日本武道館がある。


高灯籠からスタート!

九段下のシンボルと言えば、この高灯籠。もともとは靖国神社(奥に鳥居が見えている)の灯籠であったものが、現在は道路の反対側に移設されています。

高灯籠の反対を振り返れば、立派なお城の門が。これぞ「千代田の名城」こと江戸城の北の丸・田安門。門の背後には日本武道館の屋根が覗いています。武道館はお城の敷地に建っているのです。

道を縁取る桜の樹々。冬のいまは花も葉もついてはいませんが、幹をよく見ると着生植物のノキシノブが彩りを添えていました。

門をくぐって扉の裏を見れば、整然と鋲が打たれた重々しい閂。

田安門は「枡形虎口」。濠に面する「高麗門」の奥には、石垣に囲まれた四角い広場が広がっています。奥の「櫓門」を通って広場から出るには90度右に進行方向を変える必要があり、城に攻め込んだ敵兵は減速を強いられます。石垣の上では鉄砲隊が待ち構えていて、四方から敵兵をハチの巣にしようという寸法です。

枡形門をくぐればいよいよ、有名な日本武道館の登場です。

武道館の右奥に進んでいくと、いろいろな植物の植わった「北の丸公園」が広がっています(性格には、日本武道館も北の丸公園の一部です)。

北の丸公園を抜けた先には、道路を挟んで本丸(いわゆる「皇居」)があります。

今回のお散歩はここまで。本丸についてはまた別の機会にご紹介します。

帰り道、四ツ谷付近で美しい夕焼け空を望むことができました。「東京は空が狭い」というのは事実ですが、ビルの窓ガラスに映る空も独特の味わいがあります。


撮影情報

いずれもFUJIFILM X100Vで撮影

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