こんにちは、高70回の橋本です。
今日は大学進学に伴い妹が上京してくるということで、東京駅まで迎えに来ています。100年もの長きにわたって、西からの上京者を迎え入れてきた東京駅。妹の新幹線が到着するまでの時間を使って、その勇姿を皆さんに紹介します。
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※ COVID-19感染予防のため、「密」を避けて取材活動をしています。
これが東京駅だっ!
ご覧ください、この立派な駅舎!真っ白で近代的な外観は、日本をリードする東京の玄関口として相応しいものです。
えっ、何?
「思ってたのと違う」
「東京駅って、煉瓦造りだったような」
「そうそう、赤いやつ」
はい、おふざけはここまでにして、真面目な解説に移りましょう。
東京駅丸の内駅舎
皆さんの思い描く「東京駅」はきっと、この↓写真のような姿ですね。
煉瓦造りのどっしりとした佇まいです。
片や近代的。片や英国風。これら2つの「東京駅」の関係は?「東京駅」という同じ名前の駅が2つ、別々に存在しているとでも言うのでしょうか?
実際のところは、2つの外観は同じ一つの「東京駅」を、それぞれ東と西から見た外観です。磐田駅も北口と南口では多少見た目が異なりますが、それが極端になったものと思えば良いでしょうか。その証拠に、
線路は煉瓦の駅舎の背後を通っています。線路の東側・近代的な見た目をした方を「八重洲口」、西側・煉瓦造りの建物を「丸の内駅舎」と呼びます。
丸の内駅舎は1914(大正8)年、西の玄関口・新橋と北の玄関口・上野の間(当時は馬車鉄道や路面電車で移動していた)を結ぶ新路線の中央駅として、皇居の正面に建設されました。第二次世界大戦の空襲で大きな被害を受けましたが、すぐに仮の復旧工事が、2007~2012年には本格的な復元工事が行われ創建当時の姿を今に伝えています。
それでは、駅舎の細部を写真で見ていくことにしましょう。
松の木に守られた中央の出入り口は、皇室専用の玄関です。
左右の端には大きなドームがありますが、
中に入って上を見上げるとこんな感じ。
一般旅客用の丸の内北/南口はドームの真下にあります。改札を入ると、古い駅舎と新しい増築部分の継ぎ目があちこちに見えて面白いものです。
浜松からの新幹線がそろそろ到着するようですので、今日はここまで。
撮影情報
いずれもFUJIFILM X100Vで撮影