東京大学理科一類2年の妹尾です。大学生活についていくつか紹介したいと思います。
※ 編集部注:
東京大学では、1、2年生は全員、駒場キャンパスにある「教養学部」の「前期課程」に所属します。
2年生の夏休みに「進学選択」が行われ、3、4年生はそれぞれの興味に応じた学科に所属して、多くの場合本郷キャンパスで「後期課程」の授業を受けることになります。
1. 授業について
コロナ禍の前は駒場キャンパスで対面授業があり、授業後にオープンスペースで自主ゼミ(授業や先生は一切関係なく、生徒だけで自分たちが勉強したいことを勉強するもの)をしたりその後にご飯を食べに行ったりと楽しく過ごしていました。
コロナ禍になってからは、新入生には配慮があり途中から対面とオンラインの両方を利用した授業が行われていましたが、2年生は全てオンラインでした。1限でも5分前に起きればよいという利点や、本郷キャンパスの授業(3,4年生向けの専門科目)も潜れるという利点はありましたが、個人的には、オンラインだと集中できないしわからないところを気軽に質問できないし友達と話せないのでなんの気分転換も無いし家にいると自炊しなければならないしといった欠点があり鬱になることも多々ありました。来年度以降は対面も取り入れるよう先生が頑張っているみたいです。
2.オンライン授業にほしいもの
オンライン授業は基本ネット環境とネットに繋がる端末があれば受けられますが、授業資料がデータで配られ課題もオンライン提出になるため、PDFなどにそのまま書き込めるiPadやタッチペンが使えるパソコンがあるとかなり便利です。私はタッチペンが使えるパソコンで授業の視聴と板書を一端末でやりましたがパソコンへの負荷が大きいのか、かなり高いものでもパソコンが壊れたことがあるので授業視聴用の端末と板書用の端末があると便利かなと思います。授業視聴用にモニターを買ってる人もいました。
3.オンラインでのコミュニケーション
東大は1年の時クラスがあるのですが、私のクラスは仲がよくコロナ禍になってからもZoomでおしゃべり会を行いました。2年に決まった学科の人たちともZoomでおしゃべりをして、会ったことはなくてもよくZoomの部屋が一緒になる人だとお互いに認識しあえます。ただ対面で初めて会う時、知り合いかはじめましてなのか曖昧になるので心許せる友達、みたいなのはオンラインだけではほぼできないと思っています。
対面のありがたさを知る1年でした。
街に出かけるとかなり人が多く、何故大学生だけが縛られるのかと苛立ちますが、段々と対面授業が増えそうで、来年度が楽しみです。新卒業生の方が楽しいキャンパスライフを送れることを願っています。
高71回 妹尾(地学部)