【ひとり暮らし】防災対策のすすめ by 大山風

2021/02/23

ひとり暮らし 新大学生向け 防災

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上京して独り暮らしを始めたアナタには防災対策を強くお勧めします。

実家住まいと違って、有事の際に頼れるのは多分アナタ自身だけです。災害発生に備えた準備を怠りなく。

  1. 大学周辺と下宿周辺の地理地形状況を確認しておきましょう。
    崩れたり橋が崩落したり建物が倒壊したりするリスクは把握しておく必要があります。
  2. 大学⇔下宿間の移動については、公共交通機関運航停止を想定して徒歩などでの移動経路を把握(距離感・方位・目標物)しておきましょう。
  3. 下宿には水や食料を備蓄しておきましょう。
    ローリングストックと言って普段使用する食材等を多めに備蓄して有事に備える方法があります。
    でも電気・ガス止まるかも。

これらについては、新聞TVなどでの啓蒙や、あるいは大学側の指導もあるかもしれません。

事前に情報収集してご自身の生活環境に落とし込んでおいてください。

2011年3月での東日本大震災発生時、私は港区三田(田町駅の近所)の職場(ビル8F)の自席におりました。この災害の被害や様子は諸々報道されている通りです。

地震発生直後での会社の総務部のポストの仕事として、営業先にでている人を含めて社員の安否確認と職場の被災状況把握、自分が居る建物の倒壊リスク確認などを行ったうえで、周囲が落ち着くまで建物内への残留指示を出して様子を見ておりました。その後公共交通機関は地震発生直後に運航停止となっていることが確認できたことから、帰宅できる人は徒歩で帰宅してもらいましたが茅ヶ崎・大宮・竜ケ崎辺り家のある人たちは勿論歩いて帰れません。翌日に電車が徐々に復旧するまでオフィスビルで過ごしてもらいました。

また、仙台営業所の被災状況把握には大変な時間を要しました。建物の損傷があり、社員が屋外退避していたことと携帯電話がつながらなかったことから確認に手間取っています。

私自身は職場から約4㎞の距離の大井町に住んでいたので夜12時を過ぎてから徒歩で帰宅しました。第一京浜沿いに多くの人たちがぞろぞろと歩いていましたが、品川駅の前では品川までは来てみたもののそこから先の交通手段を失った人たちが大勢とどまっていました。この時点で、品川駅周辺でdocomoは通信不能になっていました。

また、八ツ山踏切を塞ぐカタチで京浜急行の車両が脱線して止まっているのも見ています。

自室にたどり着くと電気と水道は止まっておらず、給湯器からお湯もでましたがこれは大変幸運なことだったと思っています。

夜が明けてからコンビニの様子を見に行きましたが、セブンイレブンもファミリーマートもローソンもコンビニの品ぞろえがほぼ売り切れ状態となっており、もちろん食料など残っていません。私の住まいの近所ではコンビニ棚の品ぞろえが元に戻るまで3日程度かかっています。

あと、前週にお医者さんにかかって花粉症の薬を確保できていましたが、薬が切れていたらしんどかったかもしれません。

また、あの当時は普及していませんでしたがPaypayは便利ですけど、あれを読み取るためには電気が必要です。停電したらposレジもろとも使えなくなっています。

多少の現金の備蓄は必要でしょう。

繰り返しになりますが、防災関係の情報を事前に情報収集してご自身の生活環境に落とし込んでおいてください。

高36回 大山風

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