六本木の東京ミッドタウン内にある「デザイン専門施設」21_21 DESIGN SIGHTをお薦めします。
博物館としてモノを展示するというよりは、「デザインについてリサーチして考察し、ものづくりにつなげる現場」というコンセプトとのことで、デザイナーの三宅一生氏ほか合計4名のディレクターによってプログラムが企画されています。
企画展は概ね3ヶ月サイクルで開催され、私が観覧した範囲では「うつわ U-Tsu-Wa」[テマヒマ展]「デザイン あ 展」「※展（コメ展）」「単位展」「動きのカガク」「土木展」「アスリート展」「虫展」など、かなり特徴のある企画展が開催されています。中には「外しちゃったな」って印象のモノもありましたが。
ここでの楽しみ方としては、ミュージアム自体のコンセプトが明確に打ち出され、かつ、限られたメンバーのディレクターによる企画であるという点で他の施設では出来ない定点観測的な見方が出来るという点があります。一見個別の企画展であるように見えてもある展示が別の企画展の展示と通ずるところを発見したり、同じモチーフを別のデザイナーがどのように展示につなげるかなど見いだす楽しみ方が出来ます。率直なところ意図不明な展示にも多数遭遇していますがいずれにせよ個性的なミュージアムであることに違いはありません。
高36回 田舎のネズミ
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